御嶽山の麓のまち・飛騨小坂。小坂の滝めぐりを展開するNPO法人飛騨小坂200滝の若手(?)ガイドが情報発信します!

2017年12月18日月曜日

年末恒例・三ツ滝にしめ縄かかりました!

先日15日をもって今シーズンのがんだて公園における滝めぐりの案内が終了しました。がんだて公園も三ツ滝もここからは冬眠です。

ですが、新年早々がんだて詣ででは再び1日だけの賑わいを取り戻すのです。
詳しくはこちら→飛騨小坂観光協会Webページ

がんだて詣での目玉でもある【大しめ縄】を三ツ滝にかけるべく本日ガイドががんだて公園に再集合。力を合わせて長さ8mの大しめ縄をつくりました。
「どうやってしめ縄を作るの?」「どうやって滝にしめ縄をかけるの?」という皆さんから寄せられる(であろう!?)疑問に答えるべく先日のしめ縄づくり&しめ縄かけの様子を紹介したいと思います!

まずはさかのぼること半年以上、田植えから始まります。そう毎年しめ縄に使う材料は滝めぐりガイドのヤマピの家で収穫するコシヒカリからできているのです。


まずは下準備。大量の稲わらをすぐって(かたい部分だけを残して)束にする作業からスタートです。束にしたワラを水に濡らし、こん棒で叩いて柔らかくします。寒空の下ですが火をたいたりしてみんなでワイワイ、いや、もくもくとやります。


下準備を終えた材料は三人がかりでしめ縄に編み込んでいきます。この作業には経験と勘とチーム
ワークが必要です。この作業は毎年チーム坂下(さこれ)と呼ばれる地区の神社の仕事でいつも一緒に(?)しめ縄を作りなれた3人衆(理事長、田口さん、たかとしさん)によってリズムよく編み込まれていきます。このほかに材料供給役が必要で餅つきのように合いの手を入れる女房役が必要なのです。今年は若手のへいちゃん、こめちゃんに務めてもらいましたよ~♪ベテラン&若手のナイスコンビネーションです!


みるみる間に小屋の外に飛び出しました。これで半分。もう半分を同じように作ります。
長さがそろったら整形。飛び出したわらをハサミで切って幣束などの飾りをつければしめ縄完成!


 今年はあまりにスピーディーにできたこととお昼ご飯が待ち遠しいこともあり、出来上がって間もなく滝に懸けるべく早々に運ばれていったため、完成写真を撮り忘れました(笑)※写真は過去のものです。


さて、これでどうやってしめ縄が出来上がったかはお分かりですね。でもまだ「しめ縄はどうかけるの?」という疑問が残っていますね~。まずは身支度を整えます。ガチャガチャ言わせながら三ツ滝へ向かいます。


続いて三ツ滝2段目に両岸にそれぞれ1名づつ降り立ちます。右岸へは遊歩道から約3mほど崖を降ります。続いて左岸には道路側から約20mの懸垂下降(ロープ一本で垂壁をくだります。)で降り立ちます。やってる本人よりも見てるほうが怖い光景かも。


そのあとロープを滝の上に渡し、それにしめ縄を順番にくくりけ渡していきます。意外と重く2人がかりでひっぱります。張り具合は理事長が50m下流の滝身橋から見ながら拡声器で指示します。これで見た目もばっちり!完成です。


ことしも想いがつながりました。とはいえ冬の間人知れずひっそりと滝にかかっています。唯一1月1日のがんだて詣での際には三ツ滝遊歩道は滝三橋まで通行止めが解除されますので是非ご覧くださいね!

今年もあとわずかですね。滝めぐりにお越しいただいた方、そうでない方、このブログを読んでいただいているみなさん、今年一年ありがとうございました!そして来る年も小坂の滝めぐりをよろしくお願いします♪

記クマ

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