御嶽山の麓のまち・飛騨小坂。小坂の滝めぐりを展開するNPO法人飛騨小坂200滝の若手(?)ガイドが情報発信します!

2016年10月30日日曜日

3℃でも滝めぐり♪

「滝めぐりはいつまでできますか?」こんな質問をされることが良くあります。それに対して答えは簡単。「滝めぐりにシーズンオフはありません!」です(笑)夏はもちろん、春も秋も冬も季節に合わせた滝めぐりをお楽しみいただけるのが小坂の強みなんです!と、力説はしますが【いつでも、だれでも、気軽に】体験できるものではありません。まさに秋は悩まし~い!無論気温・水温ともに低く、日照時間も短い。これだけでリスクはグン!と上がりますよね。ただでさえハイリスクな上級コース。晩秋での開催はまさに特上級と言っても過言ではないでしょう。そんな晩秋の龍門のコースに2名のチャレンジングなお客様をご案内してきました。コースの紹介もかねて今回はレポートさせてもらいますね♪


龍の背に乗って♪

上級コースの入門編として挙げられる龍門の滝コースは濁河温泉エリア・標高1400m~1600m付近に位置します。コースの特徴は溶岩流を水が削り出した造形美、前半のダイナミックな滝群に対し後半の癒し系のナメ床・ナメ滝などなど短い距離にこのような魅力がてんこ盛りなコースなのです!

スタート時はガスの中。気温も低く思わず身震いするほどの寒さ。今日は雨の心配がほとんどないのがせめてもの救い。歩き出して間もなく、上級コース名物の”激下り”。高低差にして約150mの急坂を深い谷底向けてひたすら下り続ける。下りなのに体がだんだん暖まり、寒い気温もきにならないくらい♪

時にはロープも駆使して下りますよ~


下り続けること約1時間、ようやく谷底にたどり着きました。まず初めに出会う滝がコース名にもある龍門の滝(15m)。長い年月をかけ溶岩の下を水の流れがくりぬき天然石橋がまるで龍そのもの!下から眺め、さらにはお決まり”龍の背乗り”をパチリ。ここからは沢筋を上流めがけて登ります。前日の雨で増水していたので渡渉はだいたい膝上。下手するとお尻まで濡れる水位!しびれるような冷たさの水に耐えながら進みます。

”底”に降り立てば”そこ”には龍門の滝!


そして龍門の滝すぐ上流に轟音を響かせ谷の水を一気に落とす袴滝(20m)が登場!
巨大空間に一条に落ちる様はカッコイイ!滝の右岸には名前の由来にもなっている袴(はかま)状に広がる柱状節理。その文様が美しい!!滝の目の前は猛飛沫!しばし滝に見とれるも、やはり動いていないと寒いので先を急ぐことに。

袴滝ドーン!


ここで次なる上級コース名物、【大高巻(おおたかまき)】。大きな滝はそのまま登れないし、高巻きという迂回も大回りになる。実際に袴滝の高巻きには30分は必要。高低差100mを一気に登り、立ちふさがる岩盤際すれすれを滑落防止用のロープにセルフビレイ(自己確保)しながら慎重に通過します。とはいえ足元はスパッと切れ落ち谷底が透けて見える場面も。このコースで最も緊張する場所です。


袴滝の大高巻を終え、谷底に戻ると景色は一変!先ほどまでのダイナミックな滝群とは打って変わって優美なナメ床、ナメ滝の数々!ただ今日は水量多めでドバドバ!吠えるナメとでもいいましょうか物凄い迫力でした(笑)晩秋ともなると河床は苔でぬめり水の中を歩くときは常にスリップに注意しなければいけません。美しいナメをバシャバシャと歩きたいところですがヌメヌメと寒さもあって概ね陸地を歩くことに。

吠えるナメ!ヌメリを避けて歩きましょう♪


途中昼食をはさみ再出発。コースも終盤に差し掛かり、いよいよクライマックス!そこに現れたのが大釜の滝(7m)。流線美はなんともいいがたく美しい。大釜の滝を越えれば沢は終了。あとはひたすらの”登り返し”こちらも滝めぐりには定番です。さんざん動いた後のこの登り返しこそがもっともしんどいのです!いくら寒くてもこの登り返しでホカホカに温まりました。

大釜の滝のスケール感伝わりますかね?


無事にガイド終了!!いや~しかし寒かった。でもそういや気温を確認していませんでしたね。帰り道、温度計を見てみるとなんと3度!時間は14時、おそらく本日の最高気温なのでしょう・・・。気温と言い時期と言いこれが上級コースの限界です。滝めぐり自体にはシーズンオフはありませんが上級コースはしばらくCloseとします!また来春お楽しみに~!あとは冬の滝めぐりにむけてどんどん気温が低くなり、雪が積もることを祈るばかりです。冬の滝めぐり情報も間もなくリリースこうご期待!

記 クマ



2016年10月29日土曜日

雨でも滝めぐり♪

朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたね。
いよいよ布団から出るのを躊躇するシーズンの到来です。

がんだて公園の紅葉も例年と比べると少し遅れ気味のようです。
しかし日に日に色ずくのを感じながら過ごす今日この頃。久しぶりに滝めぐりツアーのガイドをしてきました。

しかし昨日はあいにくの雨。
悪天候によりツアーの流れを変更し仙人滝やその周辺の滝めぐりにシフトチェンジ。


というわけで、まずは緋の滝。
赤い岩肌と青白い滝壺のコントラストがいい感じです。冬になると凍った緋の滝でアイスクライミングをする光景が見えます。


続いて白糸の滝
こちらは道路から眺めることができます。


さて、レインウェアをしっかり着込んで出発!


ツアーの無事をお祈りして進みます。。。

普段カッパを着ているとはいえ雨に打たれて歩くなんてなかなかない経験ではないでしょうか?

雨をよけて、濡れないように生活するのが普通かもしれませんが今日は違います!

雨が葉っぱを打つ音や風の音、雨の日独特の匂いなんかも感じながら歩くのは雨の日しかできないことですよね~

そんなこんなでハイ、仙人滝に到着です。


どうせ雨で濡れてるし。。。ということで近くまで行ってみます!


滝壺まで行ってみました。

滝の水しぶきなのか雨なのかもうわかりません。いずれにしろマイナスイオンたっぷり!!!

しまいには仙人滝を飲んじゃったりなんかして。。。(笑)


こんなユーモアも含みつつのツアーとなりました。

自然の中で遊ぶいじょう、いつもベストコンディション!とはいきません。

しかしそんな中でも楽しいことやその時ならではのものを楽しめたら素敵ですよね。



さてさてもうすぐ11月。
うかうかしてると雪のシーズンがやってきます。
冬の滝(氷瀑)めぐりやスノーシューハイク、ナイトハイクなどのツアー予定もリリース間近です。
今年の冬も新しいこと計画中です!!

近日公開、カミングスーンです!!



記:こめの

2016年10月24日月曜日

紅葉前線前進中!

秋ですね~。すっかり。そして気になる紅葉状況はいかに。

このところ温かい日が続いていましたが、今秋から空気がガラッと変わった感じがします。

朝は10℃を切るようになりましたし、日中も20度まであがりません。秋が深まりを見せてきました。

現在のがんだて公園の紅葉の進捗はFBでもお伝えの通り、色づき始めています。

紅葉の見ごろはどのあたりまで降りてきているのか、その状況を確認するため濁河温泉へ。

標高1300mを過ぎたころからカラマツの紅葉(黄葉)が目立つようになります。

カラマツの黄葉、色づきは8分程度かな

パノラマラインは概ね紅葉前線まっただ中といったところでしょう。

特に溶岩流の展望スポットからの眺めは秀逸!ダケカンバの黄葉は見ごろを迎えたようですね。

溶岩台地の下流部。ダケカンバの黄葉が美しい。

まだ夏山の景色の御嶽山。もうすぐ雪が積もり白くなる。

御嶽山が青空にくっきり浮かび上がり美しい長めです。あと数週間もすると山頂には雪を頂くことが頻繁になるのでしょう。

標高1800mの濁河温泉はというと、すこし終わり掛けな印象です。

滝めぐり遊歩道の点検も兼ねて材木滝まで行ってみましたが林内は朝早くに霜が降りたようです。

この季節木道が朝早くには凍ったり、霜や露で滑りやすくなるので注意が必要です。

相変わらず材木滝は猛烈に飛沫を上げています。

材木滝はあいかわらず大迫力!


こちらも来月には滝壺付近は飛沫が氷つきはじめるでしょう。12月には氷瀑が楽しめるかな。

秋から冬へ季節は確実に移り変わりつつあります。

この短いけど華やかな紅葉の時期をお楽しみください。

この季節にオススメハンモックカフェ、カフェトレッキングツアーも毎日開催中!

ハンモックでゆ~らゆら。



是非秋も小坂に遊びにきてくださいね~。

記:クマ

2016年10月13日木曜日

カフェトレッキングの様子をご紹介♪

先日ご紹介しました、アウトドアコーヒーIN小坂の滝めぐり開催しました~!

天気も良く、雰囲気満点のツアーになりましたのでちょっとご紹介♪


今回はコーヒーを楽しむスポットを渓流ぞいのおすすめスポットに変更し開催しましたよ。

まずは三ツ滝を見学し、そのままあかがねとよ、からたに滝へトレッキングし一休み。

水量豊富なあかがねとよをコーヒー片手に満喫中(^^)
ここではすでに淹れてきてもらったコーヒーをいただきます。

新鮮で上質な豆で淹れたコーヒーは持ち運び、時間がたってもおいしく楽しめるんです!!

ボトルもお洒落にきまってます!!
もちろんからたに滝も!ちょうど虹がかかる時間帯でした(^^)

嘘みたいな話ですが2時頃が一番虹がよく見える時間なんだとか。。。(笑)

天気も良くきれいに虹がかかっています。

滝を楽しんだ後は少し移動していよいよ本日のメインです!!

オススメ渓流沿いスポットにいどうしてコーヒーの淹れ方などのレクチャータイム!

実際に豆を挽いたりドリップしたりと体験してもらいました。

プロのレクチャーが受けられるのもこのツアーの醍醐味!!
実際にドリップ体験中。。。
外で自分で淹れたコーヒーはまた格別なんですね~

本日のスイーツはお馴染みジークフリーダさんのブリュレです!!淹れたてのコーヒーと一緒にカフェタイム(^^)

雰囲気抜群です

そ・し・て!!

今回はちょっと特別にこんなものまで用意してみました!!

。。。。。じゃん!!焼きたてのバケットとウインナー!!!


ちょっと小腹のすく15:00頃にこれはたまりませんね~

美味しくいただきました(^^)


今回のカフェトレッキングはこんな感じでした~

持ち運べるカフェをコンセプトにしたカフェトレッキングも日々進化しています。

外で食べるご飯はやっぱり美味しいですが、そこに自分でできるひと手間をかけるともっと美味しくなるんです!!

そんなちょっとしたコツをご紹介するのがこのツアー。

本日は緑の館バージョンのスペシャルツアーですが、カフェトレッキングを小坂の滝めぐりガイドがご提供するツアーも今シーズンから開催中です!!

ホームページでも紹介しております。ぜひ遊びにお越しくださいね~

小坂の滝めぐりカフェトレッキング ←クリックでホームページにとべます(^^)


記:こめの

2016年10月8日土曜日

紅葉沢登り企画のお知らせ

先日リリースしたちょっとクレイジー?な企画。

小坂の紅葉沢登りツアー♪

ですが、紅葉の進み具合から判断して15日では早すぎる。。。ということで1週間遅らせて実施したいと思います。

ですので改めてツアーの詳細をご案内いたします(^^)

開催日時 : 10月23日(日) 11:00~15:00頃
     ※なるだけ快適に沢登りができる時間帯を設定しております。早めの昼食をお取りになってからご参加ください。

参加費 : おひとり様 3,000円(ガイド料、保険料、装備レンタル料込)

定員 : 10名 (最低催行2名様)

お申込み締め切り : 10月16日(日)

お申込み・お問合せ
NPO法人飛騨小坂200滝
TEL : 0576―62―2215
Mail : hidaosaka200taki@ever.ocn.ne.jp


。。。夏休みの追試課題のような感覚?で遊びにお越しください!(笑)


記:こめの

アウトドア×コーヒー×小坂の滝めぐり=???

3連休のスタートはあいにくの空模様。

秋らしい、カラッとしたお天気がそろそろほしい今日この頃です。


さてさて、本日はアウトドア×コーヒー×小坂の滝めぐり=???なんて書いていますが、そんな素敵なツアーがコチラ!!

アウトドアコーヒーIn小坂の滝


・・・そのまんまのツアーですが素敵要素満載のこのツアー、お馴染み【緑の館】焙煎所の野村氏によるカフェトレッキング2016秋ですね。

今回は従来の森の中でのカフェタイムではなく、渓流沿いのおすすめスポットにロケーションを移しカフェタイムを楽しみます!

水を感じられるポイントでのアウトドアコーヒー体験をぜひ!!

【ツアー詳細】

開催日 平成28年10月13日(木)     
時 間  13:00~16:00 (集合12:50)
料 金  3,000円
定 員  6名様
持ち物  歩きやすい服装、リュックサック、Myカップ、防寒着 など

ご予約・お問合せ
NPO法人飛騨小坂200滝
TEL : 0576-62-2215
Mail : hidaosaka200taki@ever.ocn.ne.jp


まだまだご予約承り中です。
ぜひご参加ください♪



さらに今回はコーヒーでもうひとネタ!!

NPO法人飛騨小坂200滝は今年で設立10周年になのですが、それを記念して作ってみました。

がんだてイラストがカッコいい!
飛騨小坂200滝オリジナルブレンドドリップパック!!

こちらも緑の館さんとのコラボ商品ですが、オリジナルブレンド!!※もちろんココでしか買えません。

1コ150円、5コセット650円にて本日より販売を開始いたします。

小坂の滝めぐりの記念やお土産だけでなく滝やソトアソビでの至福の一杯にいかがですか☆


以上、コーヒーネタ2本立をお伝えしました。


記:こめの


2016年10月4日火曜日

急募!小坂の紅葉沢登り(仮)!いかがでしょう?

あっという間に10月に突入ですね。

沢登りシーズンも終了しその余韻に浸る。。。暇もないくらい10月はイベント盛りだくさんです!

カフェトレッキングや小坂マルシェ、キノコツアーなど毎週イベント開催中です。

そんな中、もう一つイベントを開催したいと思います!!


その名も【小坂の紅葉沢登り】
※紅葉の時期を狙ってはいますが、紅葉してない場合もございます。あらかじめご了承ください

開催日時 : 10月15日(土) 11:00~15:00頃
     ※なるだけ快適に沢登りができる時間帯を設定しております。早めの昼食をお取りになってからご参加ください。

参加費 : おひとり様 3,000円(ガイド料、保険料、装備レンタル料込)

定員 : 10名 (最低催行2名様)

お申込み締め切り : 10月8日(土)

お申込み・お問合せ
NPO法人飛騨小坂200滝
TEL : 0576―62―2215
Mail : hidaosaka200taki@ever.ocn.ne.jp


例年沢登りのシーズンが終わるとガイドだけでシーズン最後の沢登りをし、赤谷(コース)に対して今シーズンの感謝と来シーズンの無事をお祈りに行くのですが、それがこの頃なんです。

紅葉のシーズンと当たるとそれは綺麗な景色が広がるのでぜひお客様へもお見せしたい!!
(紅葉の時期は年によって多少異なります。今回の沢登りでも紅葉が見えない場合がございます)

そんな気持ちから急遽企画してみました。もちろん寒いです。。。結構寒いと思います。

ご参加の際はその心構えをお願いいたします。

昨年の様子
ちょっと無謀な企画かもしれませんが寒さを吹き飛ばすテンションでお迎えいたします!

興味のあるツワモノ求む!!といったところでしょうか。

ご連絡お待ちいたしております(^^)


記:こめの